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【嵐メンバーのタイプ考察】二宮和也さん

考察記事3発目!

またお越しいただきありがとうございます。

 

神風の順番(AMNOS)3番目は、嵐の演技派戦士・二宮さんです!

 

 

二宮さん:ISTP(Ti-Se-Ni-Fe)

軽妙洒脱なトーク、目を見張るような演技力、作詞や作曲、様々な顔を持ちながら、「嵐に還元できないものはやらない」と言い切る潔さと芯の強さ……

アラフォーとなった今現在でさえ子犬みたいに可愛らしいビジュアルからは想像できないくらい勇ましい魂を感じる二宮さん。

二宮さんに関しては、あまり判断を迷いませんでした。まずTi(内向思考)の特徴から「我の強さ」なのですが、それを感じる部分が時折あるだろうなと……。しかし、自分のおかれている立場、自分の言動により周囲の人々にどのような気持ちを抱かせるだろうかということを考えて、相当な葛藤や我慢をしてくれているんだろうなと思います。

もちろんそれだけじゃないですよ!

 

それではやっていきましょう。

 

 

 

ISTPの使用する心理機能はこちらになります。

心理機能:Ti-Se-Ni-Fe

主機能

補助機能

代替機能

劣等機能

Ti(内向思考)

Se(外向感覚)

Ni(内向直観)

Fe(外向感情)

 

I:内向型

人間関係は当然のように築かれていますが、友達というものは人数としては多くないといい、基本的には趣味など共通点があるという条件において関わり合いになっている印象は、様々なエピソードを通して周知のところかと思います。内向型としてOKでしょう。

内向的というと、人と接するのが好きじゃなさそうに思われそうですが、二宮さんは「人たらし」と呼ばれるなど、コミュニケーションスキルの巧みさを感じます。

第3弾にして初の内向タイプ(Iから始まるタイプ)なので、外向と内向の違いとは何か?ということに触れておくと、「関心の対象が外部での出来事か、自分の内面か」ということです。

社交的かどうかとか、シンプルによくしゃべるかどうか、みたいなお話では全くありませんのでそこは要注意です。

主機能:Ti 内向思考 逞しい独自哲学。

思考(T)を内向き(i)に使用します。これの外向き版であるTe(外向思考)が、一般的に広く認められている価値基準を重んじる機能なのに対し、内側、つまり自分の中の価値基準に照らし合わせて判断しようとする機能です。

 

物事(人工物、自然物どちらも)の仕組みや構造、原理などを理解することが得意です。Fi(内向感情)を自分の気持ちに嘘をつきたがらない機能とするのであれば、Ti(内向思考)は事実に対して嘘をつきたがらない機能といえます。一貫性を求め、矛盾にすぐ気づき、間違いや不正確を周囲に流されることなく指摘することができます。

 

前回の松本さんの考察記事でも少し触れましたが、Tiはあくまで内向きの機能であり、本人(使用者)にとっては体系的で矛盾のないものだとしても、その思考の経緯を外部に見せたり説明したりするような機能ではないので、Ti使用者が自分の中で積み上げた理論からはじき出した結論について、周囲からは「予測できない」「独創的」という印象を抱かれることもあります。夜会に二宮さんが来たとき、櫻井さんが「変わってる」と言った所以はこのあたりにあるのではないかと……。

 

Ti(内向思考)の機能について少し深堀してみましょう。

まずT(思考)の機能は、F(感情)とは対の立場であり、好悪や感情・雰囲気ではなく正誤、事実・根拠の明確性を重視します。

ではTi(内向思考)と向性違いのTe(外向思考)の具体的な違いってなんだろう?ということなのですが、どちらも個々の価値観というような属人的なもの・流動的で根拠としては少し地盤が緩い(と感じられる)ものよりも、実際の状況や、事実を重視した上での情報を信頼するという点は共通しています。ただし、その情報を用いての判断方法が、Te(外向思考)はあくまで外部の指標、社会的な価値といった客観的なものに基づくのに対し、Ti(内向思考)は自分の中に落とし込んだ形で、主観的な判断を下す(自分なりに解釈する、理解するという方がしっくりくるかもしれません)という違いがあります。

 

以前、VS嵐で「すごい!GP」という、リモート収録を活かしたゲームがあったのを皆様はおそらく鮮明に覚えてらっしゃると思います。

この「すごい!GP」は、事情を知らない(ゲームだということは知らされないので半ばドッキリのような形式)相手と会話し、いかに多く「すごい」という言葉を言わせることができるか?というゲームでした。

 

一見、「相手が思わず『すごい!』と言ってしまうような話を制限時間中延々と披露し続けなければいけない、大変気恥ずかしいゲーム」なのですが、二宮さんは相手が「すごい」という単語さえ口にすればクリアというルールのみを守ればいいと定義し、なんとターゲット相手に「すごい」という単語指定のハイテンションゲームを仕掛けて見事圧勝してしまったのです。

私はリアルタイムで視聴していましたが、二宮さんがハイテンションゲームのルールを説明しだしたときにその華麗さに感激しました…。

これに対し大野さん、相葉さんのお二人は「そんな人だったんだ」とじっとりとした視線を送っていたのも印象的でした。(もちろん盛り上げるためですが)

 

なぜ急にその話を……というのも、この二宮さんの勝ち方は「手段が何であれ、ギリギリでもネタばらし(「すごい」とたくさん言わせるゲームをしているという真相)をせずに「すごい」の数だけを稼げばよい」仕組みを素早く理解し、効率的な勝ち方を即座に構築したエレガンスさはまさに優れたTi使いのそれだからです。

なお、「そんな反則っぽい(反則ではない)(が、周りが期待したであろう「恥ずかしがる様子」に掠りもしない)方法で勝とうとするなんて…」という周囲に抱かせる感情への配慮(Fe)は特にない、というのもISTP的でとても面白いです。

……そして何より、このFe的な部分の「欠けている感じ」も、受け入れてもらえる・キャラクター的にそういう少し汚いプレーを期待されているはず、という見通しの上でやっていそうな気もするのが二宮さんの物凄いところだなあと思うわけです。

 

二宮さんからは折に触れて「芯の強さ」「一貫性」みたいなものが感じられるなと思うのですが、それにはこのTiが発揮されていることが関係している……と考えられるわけです。

「嵐をよく見てくれてありがとう」という評価、「ステージ上で最もよく目が合う」という松本さんの言葉は、二宮さんが優れたTiにより、様々なトラブルに対し効率の良い、最適な解決方法を編み出せるので、それを補助機能であるSeの状況把握と組み合わせ、突発的なトラブルや、その場の事態に臨機応変に対応できることからきているといえるでしょう!

 

……前回の松本さんの記事で地味な伏線を張りましたが、そう、松本さんのあまり得意でないTiを支えるのは二宮さんなのです。

補助機能:Se 外向感覚 必殺仕事人!

感覚(S)を外向き(e)に使用します。目の前にある状況を掴む、とにかく行動する、実用的ということに価値を見出すという機能自体はISFP、ESFPのものと同じですが、主機能Tiと関わるだけあって、二宮さんのSeはゲームをすることや、楽器の演奏という形(機器の操作への高い親和性)でも発揮されています。

内向型でありながら、コミュニケーションも卒なくこなす印象を与えるのも、このSe(外向感覚)がTiを補助する形で働き、対人対応を行っているからであろうと思われます。

第一弾で考察した相葉さんもSeを使用しますが、相葉さんがSeを主機能で使用するのに対し、二宮さんは補助機能なので、使用法が少し異なります。実際に動くことを重要視するSeですが、二宮さんの場合あくまで主機能はTiでありSeは補助なので、実際に動く前にTiを使用し「必要かどうか」を判断するというワンクッションがあるので、Se主機能の場合ほど、「手当たり次第感」はなく、自分で筋道を立てた方法からはあまり逸れないイメージです。

まあ、その筋道を周囲に見せないので、周りからしたら驚くようなこともあるのかもしれないですが……

にのあいの魅力は、二人のSe(外向感覚)も作用しているのかもしれないですね。

代替機能:Ni 劣等機能:Fe 頑張れば使えます/持ってるけど苦手

ここからはあまり得意でない機能についてになります。

 

二宮さんは主機能がTiなので、劣等機能はその真逆であるFeになります。

Fe(外向感情)とはなんぞや?ということについては松本さんの考察記事で一通り記載したのでここでは詳しくは触れませんが、二宮さんの場合はFeは劣等機能なので「苦手」な機能ということになります。

一言で苦手!というとあまりにも解像度が低いのでではどう苦手なのか、というと、劣等機能は、例えば、接している相手が自分の劣等機能にあたる心理機能を使用していると、大抵の場合は嫌悪感を感じてしまうのです。劣等機能は、自分が得意としてメイン使用している主機能を抑圧する機能なので、自分のアイデンティティの真逆をやられるとモヤッとする……というわけです。

自分自身で劣等機能を使用することも可能ではあるのですが、劣等機能である以上苦手なので、義務感からしぶしぶ、ということにならざるを得ません。そして、使用したところで上手く扱えるかというとやはりうまくいかず、極端にこだわってしまったり拒絶してしまったりと、本人としてはなるべく使用せずに済ませたい、というのが率直なところでしょう。…まあ、劣等機能は意識下にあって苦手を自覚しているだけまだマシ…という捉え方もあります。(心理機能を掘り下げていくと、劣等機能以上にヤバイ弱点なんていうのも存在します。そのうち触れられれば…)

 

…と、いかに劣等機能が避けて通りたいものかをつらつらと書いてしまったのですが、主機能をフルに活躍させるためには劣等機能を相補的に使用することは不可欠になりますし、実際のところ、二宮さんに限らず嵐の皆様は劣等機能もちゃんと向き合っていらっしゃるなあと思わされます。

 

というのは、以前NYで振り付けをしたというときのエピソードで(ドラマの現場についてのエピソードなどでも時々出てきます)、二宮さんは自分自身について「雰囲気にのまれる方」と言っているんですよね。

この、「のまれる」という言い方が印象的で、周囲の雰囲気、つまりFeで察知するものになります。Feが得意であれば、これを自らが主体となって作り上げたり、いいものになるように動かしていけるのですが、二宮さんの場合は劣等機能なので「かろうじて察知できるが、受動的にのまれてしまう」ということになるわけです。

ただのまれつつ、雰囲気に従ってストレッチを行うなど、プラスになるように行動されているわけです。苦手な心理機能と向き合うというのはこういうことか…と思いますよね。

 

そして、劣等機能のひとつ手前の代替機能(第三機能とも呼ばれます)はNiです。

 

Niについても前回一通り説明したので今回はそこまで書きませんが、これについても、Voyageにて、松本さんが作成したコンサートの案について「最初はなんのことなのかわからない」と言っているんですね。前回の記事で、松本さんのコンサート演出にはNiが関わっているのではないか、と触れましたが、そうだとすると、Niが代替機能であまり得意でないと「よくわからない」というファーストインプレッションになってしまうのはそこまで不思議な話ではないのかなと……。

 

とはいいつつも、苦手なNi(内向直観)、Fe(外向感情)は、「やってすぐに結果(人気)が出るとは限らず、長期的な目線が必要」「ファンのニーズに答え、幸福感をもたらす」というアイドルの重要な部分ともいえるので、代替機能以降がまともに使用できるようになるのが30代以降といわれているところを、若いころから苦手な機能に向き合ってきてくれた二宮さんには、本当に…アイドルをしてくれてありがとう、そしてこれからもぜひよろしくお願いします(懇願)という思いでいっぱいになります。

 

P:知覚型

前回の松本さんがJ(判断型)だったのでP(知覚型)、J(判断型)が出揃い、なんとなく最後のアルファベット(JかPか)についてはつかめてきたのではないかな?と思います。

二宮さんはあの臨機応変さからもP(知覚型)といってよさそうです。

 

二宮さんについては以上となりますが、3人目ともなると既に説明した心理機能なども出てきますね。

風っこ3人出揃い、あとはお山のお2人です。

 

ここで一旦振り返ると、

 

相葉さん:ESFP(Se-Fi-Te-Ni)

松本さん:ENFJ(Fe-Ni-Se-Ti)

二宮さん:ISTP(Ti-Se-Ni-Fe)

 

…とやってきたわけですが、実は松本さんと二宮さんは4つのアルファベットが全て逆のタイプだということがわかるかと思います。括弧内に使用する心理機能を記載しましたが、これは順番こそ真逆ですが、持ち合わせている心理機能は同じなのです。

 

つまり松本さんと二宮さんはお互いに、「同じ心理機能を使用しているが、自分が苦手なものを相手はとても上手く使いこなしている」という間柄になるのです。

 

この「真逆なタイプ同士」は、初対面~お互いをあまり知らないくらいの頃は、「自分の苦手な心理機能を使ってくる相手」としてイライラしてしまったり、苦手意識を抱いてしまったりすることもあるのですが、お互いに理解が進むことにより、「一緒にいることでお互いの自己実現が無理なくできる」最高な関係になっていくといわれているのです!

平たく言えば、自分の苦手なことは相手が得意で補ってくれて、相手の苦手なことは自分が得意で実力を気持ちよく発揮することで助けてあげられるので、居心地が良いに決まっている…というようなことです。

 

そうだったのか…末ズ!!!!

 

嵐音の頃には、お互いを「最も付き合いたくないメンバー」に選んでキャンキャン言い合っていましたが、それも真逆ゆえ……と思うと妙に納得がいく&エモーショナルですね。

 

末ズについてちょっと語ってしまったのでもう一発…

 

never leave にのあい(にのあいについて少しだけ)

 

エモーショナルつながりで、にのあいの「愛ゆえの怒り」エピソードのお話をしたいと思います。

…なんの話ですかね、という感じだと思うんですが、Dの嵐におけるあのピーマン潜水です。ピーマン内の空気だけでどれくらい水中でもつか?というかなり体を張った挑戦を相葉さんが行ったあれです。

リーダーの協力のもと(この男らしいリーダーにもドキドキでしたね)、かなりの好記録をたたき出した相葉さんだったのですが、二宮さんはタイムはすごいと称えつつも、

「我慢しすぎなんだよ!!」

と、字面のみでは伝わりにくいですがガチなトーンで怒りを表明。

本気で心配している…!!と視聴者(リアルタイム、録画等の映像問わず)は衝撃を受けたものと思います。たしかに水から出てきたときよろけたりしていましたし…

これに心理機能の話を絡めるのは多少野暮な気もするのですがせっかくなのでその線で考察してみると意外としっくりきます。

 

相葉さんのこの「周囲の期待に応える(番組を盛り上げる)ために結構無理をしてしまう」ですが、これはFe(外向感情)に分類される機能を使用していると思われます。

ただ、相葉さんがESFP型だとすると、心理機能はSe-Fi-Te-Niなので、Feは普段使用しません。(水面下に沈んでいる心理機能というものがあるのですが、後々で取り上げられればと思います)

ではなぜFe的な行動をしたのか?というと、心理機能の不健全な状態の1つに、「補助機能の反転」というものがあります。

相葉さんの場合、補助機能はFi(内向感情)なので、これが何らかによって不健全となり、反転(今回の場合、内向・外向が逆になることを指します)してFe(外向感情)となり、過度な外向状態となります。

これは、「Feが使えるようになる!」ということではなく、本来はFiで主機能とのバランスをとっているところを、無理やり外向きにしてしまっているので、Feとしてまともに機能している状況ではなく、本人にとっても苦しい状態になります。

つまり、「無理をしてまで周囲の期待に応えようとしてしまう」は、あまりよくない状態ですし、二宮さんは劣等機能にFeを持っているので、「相葉さんの不健全に反転してしまったFe」により一層、相葉さんをそのような状態にしてしまっていることに憤慨したのではないか……と思うわけです。

 

愛ですね。

二宮さんの愛情表現はかなり、お強いなあと思います。

嵐メンバーに対しても、「4回も悲しみたくないから自分が1番最初に…」とか生死が関わってきてしまうし、つないでいる手はもしも腕が切られたとしても手を離さないとか……

愛もむき出しだと劇物なんだよな、と思わされます。

 

ニノ~!!!!(絶叫)

 

 

次回は4人目です。だいぶ進んだ…

歌を聴かせたら降参なあのリーダーです。

よろしくお願いします。